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プレスリリース

2008年1月17日

科学館が芸術家とともにワークショップを開催

大阪市立科学館は平成20年3月、初の試みとして、芸術家とともにワークショップ「カプラ100」と「プラスチック100」を開催します。また、ワークショップのロゴデザインなど広報面も芸術家の協力を得て行います。
これら事業を通じて、科学と芸術という関わりが薄そうな分野の連携を構築し、科学館の活動の幅を広げます。また、ワークショップなどの企画を通じ、芸術に関心がある方が、科学館を活用し科学に親しむきっかけになるよう企図します。

ワークショップ
次の2件のワークショップを開催します。いずれも、科学の専門家である科学館の学芸員が題材を提供し、それを芸術家がアレンジする形をとります。

1.カプラ100(ワンハンドレッド) 平成20年3月23日(日)実施
幾何学や構造力学の基礎が学べる科学積み木「カプラ」100個を使って、参加者が「達人」の指導や色々な人の作例を見つつ作品を作るワークショップです。(左上写真は、カプラ44個による作例)また、参加者が作品集カードを集めたり交換したりすることで、カプラにより親しめるようにはかります。
芸術家は、このワークショップで、制作を指導するカプラの達人「ミスター・S」と「レディー・S」のキャラクターデザインを担当。またキャラクターを生かした作品集のカードをデザインします。
 
2.プラスチック100(ワンハンドレッド) 平成20年3月29日(土)実施

発明されて100年になる科学素材「プラスチック」を使った新しい造形作品の作り方をワークショップで紹介。実際の制作を行います。(左写真は、プラスチックによる義歯)
芸術家たちは、このワークショップのために新しい造形作品の作り方を考案します。そのために、芸術家は科学館の学芸員からプラスチックの種類や科学的特製 に関するレクチャーを受けます。また、日ごろプラスチックを使って作品を作っている芸術家がプラスチック製の優勝カップを制作すると同時に、その制作過程 を展示します。
 
ワークショップ実施要項
1.カプラ100(ワンハンドレッド)

カプラ100個(ケース入り)。これを当日参加者全員にプレゼントします。


概要
科学積み木「カプラ」100個を使って、「達人」の指導やいろいろな人の作例を見ながら作品を作ります。参加者が制作したカプラ作品の技術点、芸術点などを競うコンテストも行います。参加していただいた方にもれなくカプラ(100個・ケース入り)をプレゼントします。
 

開催日時 平成20年3月23日(日)10:00~およそ2時間
場所 大阪市立科学館 地下1階 研修室
地下鉄四ツ橋線『肥後橋』駅3番出口下車。約500メートル
対象・人数 小学校4年生~大人・30名
参加費 無料
参加方法 往復はがきによる申し込み
往信面のウラに、住所・氏名・年齢(学年)・電話番号・一緒に参加希望の方がいる場合、全員の氏名と年齢(学年)も記入のうえ、
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1
大阪市立科学館「カプラ100」係まで申し込む
※応募多数時は抽選になります
申込締切 平成20年3月13日(木)必着
問合せ先 大阪市立科学館
電話:06-6444-5656 FAX:06-6444-5657
担当 嘉数次人(かずつぐと)・永原達哉(ながはらたつや)
ロゴデザイン team3.75(ちーむもんめ:もとくら・のりお、高橋さやか)
担当学芸員 石坂千春(いしざかちはる)
1997年大阪市立科学館 学芸員(天文学)。博士(理学)。プラネタリウムの投影と天文学の研究・普及教育にたずさわる。2008年の第3次展示改装では、親子で科学を楽しみ学ぶファミリー・コーナーを担当。
参考
科学積み木「カプラ」について


カプラは、フランス人トム・ブリューゲンが考案したたった一種類の板だけからなる積み木。板は、厚み:幅:長さが 1:3:15の整数比となっており、これを使って様々なものを作ることで幾何学や構造力学などの原理や基礎が自然に学べる。また、ニスや防腐剤を一切使わ ない白木を使っており、安全性も配慮されている。フランス文部省推薦玩具。
 

1988年 CIJE教育玩具コンクールベストワン(カナダ)
1988年 ヨーロッパ玩具コンクール入賞(フランス)
1992年 革新的な遊具賞 (フランス)
1994年 A.C.Q 消費者連盟選定玩具最優秀賞(カナダ)
1994年 親が選ぶ子供遊具賞(アメリカ)
1995年 クリエイティブトイベストテン賞(アメリカ)
1998年 グットトイ賞(日本)
大阪市立科学館での「カプラ」の展開

大阪市立科学館では、平成15年2月より、展示場2階に常設展示として「カプラ・コーナー」を設置(右図)、自由にカプラを使えるようになっています。
また、同コーナーでは本ワークショップの先行企画として、平成19年7月より、事前イベント「カプラを作ろう!撮ろう!送ろう!」を実施しています。これ は、科学館のカプラ・コーナーで作ったカプラ作品を、携帯電話などで撮影し、科学館に送っていただくものです。それをカプラの達人「ミスター・S」が講評 して、カプラ・コーナーで掲示しています。
カプラの達人「ミスター・S」「レディー・S」

上記「カプラ・コーナー」でも登場する「ミスター・S」(左図の左)は、カプラで制作が得意な達人という設定のキャラクターで、学芸員が行っている講評を「ミスター・S」が行うことで、親しみやすさを演出しています。
また、単に積み木を作る、造形を競うだけでなく、参加者がキャラクターを媒介とし一つの世界観を共有して交流しながらカプラに取り組んでもらうことをねらっています。 カプラ100では、これらキャラクターの扮装をしたインストラクターが実際に登場して指導を行います。
カプラ100参加芸術家一覧

ニシワキ・タダシ イラストレーター メインキャラクター及びトレーディングカード
lillle:suzzy(りる・すーじー) 衣装デザイナー キャラクター衣装デザイン製作
 
ワークショップ実施要項
2.プラスチック 100(ワンハンドレッド)

概要
発明されて100年になる科学素材「プラスチック」を使った新しい造形作品の作り方を10人の作家が開発。その作り方をワークショップで紹介し、参加者が実際の制作を行います。また、制作された作品はコンテストを行い、優秀作品については表彰し、科学館内で展示します。

開催日時 平成20年3月29日(土)10:00~、14:00~ 各回2時間30分
場所 大阪市立科学館 地下1階 研修室
地下鉄四ツ橋線『肥後橋』駅3番出口下車。約500メートル
対象・人数 小学校4年生以上・各回50名
参加費 無料
参加方法 往復はがきによる申し込み
往信面のウラに、希望回(10時または14時)・住所・氏名・年齢(学年)・電話番号・一緒に参加希望の方がいる場合、全員の氏名と年齢(学年)を記入のうえ、
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1
大阪市立科学館「プラスチック100」係まで申し込む
※応募多数時は抽選になります
申込締切 平成20年3月19日(水)必着
問合せ先 大阪市立科学館
電話:06-6444-5656 FAX:06-6444-5657
担当 嘉数次人(かずつぐと)・永原達哉(ながはらたつや)
ロゴデザイン team3.75(ちーむもんめ:もとくら・のりお、高橋さやか)
担当学芸員 岳川有紀子(たけがわゆきこ)
1998年大阪市立科学館 学芸員(有機化学)。その後、プラスチックの化学や歴史についての研究活動をはじめ、2006~2007年には企画展示「プラスチック100年-化学とラ イフスタイル-」などを企画・開催。2007年日本化学会 優秀講演賞受賞(プラスチック100年)。
参考
プラスチック100年について


現在日常的に使われているプラスチックは、1907年、初の実用的な合成プラスチックであるベークライトの誕生が端緒となっています。プラスチックは電 気を通さない、自由に曲げられる、熱を加えると自在に加工できる。薬品に強い、腐らないなど様々な特徴を持っており、現在では100種を超えるプラスチッ クが利用されています。また、最近では、プラスチックの常識を覆す、電気を流す、形を記憶するなど、新しい機能を持ったプラスチックも誕生しています。な お、プラスチックの主な原料である石油は限られた地球の資源であり、その有効利用や対策についても研究開発が進んでいます。
今回のワークショッ プでは、これらの中から発泡スチロールおよびプラカップ(ポリスチレン)、ストロー(ポリプロピレン)、PETボトル(ポリエチレンテレフタレート)の特 徴を科学館の学芸員が平成19年12月に10人芸術家にレクチャーし、それを造形作品などにする利用法を研究してもらっています。
プラスチック100参加芸術家一覧

イトカワエミコ
(from3次元ラボ白昼夢)
立体造形作家
きむらさちよ 立体造形作家 1974年生 奈良出身
小坂学(こさかまなぶ) 立体造形作家 1979年生 大阪出身
松江直樹(まつえ・なおき) 立体造形作家 1980年生 和歌山出身
中村晃大(なかむら・こうだい) 画家
MASSANOVA (マサノヴァ) 立体造形作家
朝倉直也(あさくら・なおや) 画家 1980年生 兵庫出身
bon.(ぼん) 画家 1981年生
中岡晃一(なかおか・こういち) 建築家
片岡慎策(かたおか・しんさく) 建築家