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科学館のできごと

12月25日(金)・12月26日(土)

国際光年協賛 クリスマス・スペシャルナイト「オーロラのひかりに包まれて」を開催しました!
オーロラ写真家の中垣哲也さんをお招きし、美しいオーロラをご紹介いただくとともに、このスペシャルナイトを企画した当館の西野学芸員とのかけあいで、オーロラの魅力やその光のひみつに迫りました。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子
両日ともチケットは完売。当日、開場前からたくさんのお客様が列を作られていました。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子
プラネタリウム解説担当の西野学芸員(左)とオーロラ写真家の中垣哲也さん(右)。

いよいよ開演!まず、中垣さんが撮影されたオーロラ映像を楽しんでいただいた後、その美しいオーロラをどのように撮影しているのか、実際に使われている機材や撮影風景を紹介されました。フィルムからデジタルへ変わったこと、パラパラ漫画のように写真をつなぎ合わせて動画を作成されていることなどを知ることができました。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子
「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子

続いて、西野学芸員が星空解説と合わせて、「オーロラはなぜ光るのか?」その原理を解説しました。ポイントは「太陽風」、「地球の磁場」そして「地球の大気」。太陽からやってくる太陽風にふくまれる電子が、地球の周りにある磁場の影響で、高緯度地域の上空にふりそそぎ、地球上空にあるとても薄い大気中の酸素原子や窒素分子とぶつかって、光を出します。それがオーロラの光となるのです。
オーロラは寒いから見られるのではないのですね。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子

「光のカーテン」とも称されるオーロラ。オーロラはいつでもハッキリ見えるわけではありません。今回は中垣さんが実際に撮影された、元気で活きのいいオーロラ、運が良ければ見える「あたり」の日のオーロラを、惜しみなく紹介してくださいました。

クラッシック音楽が流れる中、映し出される美しいオーロラにみなさん、うっとり魅了されていました。「おお~」「すごーい」などの声も聞こえてきました。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子

オーロラは「一期一会」「千差万別」という表現をされた中垣さん。4~5時間見ていることも珍しくないそうです。
時間をかけて撮影されたオーロラを見られる貴重な機会となりました。

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子

オーロラだけでなく、極地での生活やアラスカの大自然などもお話ししてくださいました!

「オーロラのひかりに包まれて」の様子 「オーロラのひかりに包まれて」の様子

終了後、中垣さん撮影のオーロラ写真集やカレンダーの販売もにぎわい、中垣さんはたくさんの方からサインを求められていました♪

11月23日(月・祝)・12月23日(水・祝)

2回にわたり「大人の化学クラブ2015」を開催しました!
今年は国際光年であることにちなみ「金」と「銀」を用いた実験を行ないました。

1回目のテーマは「銀で鏡を作る」。はじめに、金属の利用やその歴史について解説があり、いよいよ鏡を作ります!
大人の化学クラブ2015の様子 大人の化学クラブ2015_1日目 担当の小野学芸員

使用するのは無色透明の時計皿と硝酸銀水溶液など薬品が数点。一体どうすれば鏡になるんでしょうか?
参加者のみなさんが薬品を計量し、水溶液をつくります。久しぶりにさわる実験器具に「なつかしい~」という声も。
大人の化学クラブ2015_1日目の様子 大人の化学クラブ2015_1日目の様子 大人の化学クラブ2015_1日目の様子

時計皿にアンモニア性硝酸銀水溶液を入れ、ブドウ糖と水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ加えると・・・。だんだんと色が変わってきました!
大人の化学クラブ2015の様子 → 大人の化学クラブ2015の様子
大人の化学クラブ2015の様子 表面を洗い流すと、裏側はカメラが映り込むくらいピカピカの鏡に♪

時計皿で一体何が起こっていたのか、解説を受けました。ガラスに銀めっきをしていたのですね!
同じテーブルの方と協力しながら楽しそうに実験されている、みなさんの笑顔が印象的でした。

銅線に硝酸銀水溶液をたらし、銀の結晶「銀樹(ぎんじゅ)」を観察する実験も!
大人の化学クラブ2015の様子 大人の化学クラブ2015の様子
大人の化学クラブ2015の様子 こんな風に見えていました!キレイ~!

2回目のテーマは「金めっき」。はじめに、小野学芸員より金の利用などについて学びました。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子

そして実験スタート!今回はクリップに金めっきをしました。まず、めっき液を準備します。
ヨウ素やエタノール、アスコルビン酸などの薬品を計量し、ヨウ素溶液や、アスコルビン酸水溶液を作ります。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子
続いて登場したのは、なんと金箔!息をはくだけで飛んでしまう繊細な金箔に、自然と小声になりながら作業を進めます。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子

大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子
細かくした金箔をヨウ素液に溶かし込みます。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子
そこに、アスコルビン酸の水溶液を加えると・・・びっくり!ヨウ素液が透明になってきました。
これで、めっき液が完成!

電池につながった正と負の電極にそれぞれシャープペンの芯とめっきするもの(クリップ)をつなぎ、先ほど作っためっき液にひたすと・・・みるみるクリップがめっきされ、1分足らずでクリップが金色になりました。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子

大人の化学クラブ2015_2日目の様子 → 大人の化学クラブ2015_2日目の様子
見なれたクリップが金めっきされ、素敵に変身しました♪

その後、展示場3階「金属とその利用」のコーナーにて、徳川吉宗が作った本物の「享保大判」などを見学。今回は特別に手にすることもできました。
大人の化学クラブ2015_2日目の様子 大人の化学クラブ2015_2日目の様子
緊張のご様子で手にされた大判・小判に「重たーい!」という感想が聞こえました。ずっしりと重みがあるのですね。

参加者のみなさんから「また参加したい!」「次はどんなテーマですか?」などのお声をいただきました!次回開催をお楽しみに~♪

12月19日(土)

天体観望会「冬の月を見よう」を開催しました。

注意事項等の説明のあと、3班に分かれて屋上へ!


あがってみると空には雲が湧きはじめていましたが、それぞれ倍率の違う4台の望遠鏡を使って、雲の切れ間から月の見え方の違いを楽しみました。


月が完全に隠れているときは、観望会指導員が星のお話をして、月が雲間から顔を出すのを待ちました。


屋上のさらに上にある天文台には、直径50センチの大型望遠鏡があるのですが、こちらでも、月が出てくるのを待つ間に天文台や望遠鏡の説明をしたり、今回は特別に天文台にあるコントローラーを子どもさんたちに実際に操作してもらったりしました。


今日は雲にはばまれて、残念ながら大型望遠鏡では月が見られなかった方もいらっしゃいました…。
ごめんなさい。こればかりは自然現象なので、ご了承くださいね。

次回は、3月19日(土)に天体観望会「月と木星を見よう」を開催します。事前申し込みが必要です(3月9日必着)。ぜひ、ご応募してください☆
くわしくはこちら

12月10日(木)

中之島科学研究所第68回コロキウムを開催しました。
小野昌弘研究員長谷川能三研究員が「光とあかりの話 その2」と題し、講演しました。

コロキウムの様子 コロキウムの様子 コロキウムの様子
コロキウムの様子 コロキウムの様子 コロキウムの様子

次回は、1月14日(木)15:00~16:45 石坂千春研究員が「ゴッホの南仏を訪ねて…」と題し、講演します。どなたでも無料、申し込みなしで聴講できますので、どうぞお気軽にお越しください。

12月6日(日)

今日は、「サイエンスガイドの日」を開催しました。
科学館で活躍している総勢60名のサイエンスガイドが、お客様に展示場をご案内しました。

サイエンスガイドとは、科学に興味があり、自身の経験や知識を活かして展示解説ボランティアとして活動しているみなさんのことです。

この日は、展示場の各階でワゴンやテーブルを使ってのプチ・サイエンスショーや、天文、物理、科学史などコース別のガイドツアーを行いました。

【4階にて】

     果物実験         レモンが電池に??      渦電流、電磁誘導

    昔の計算機         光の三原色

【3階にて】

  クロマトグラフィー        銀樹             水晶、めのう

  吸水性ポリマー         繊維の区別           シェラック

【2階にて】

    静電気            火起こし

     ドレミのパイプ        ドラ

【1階にて】

      手回し発電          偏光板

【ガイドツアーの様子】


サイエンスガイドは毎日、展示場で活動しています(日によって解説の内容は異なります)。
写真の青いベストが目印です。見かけたら声をかけてくださいね!
科学がもっと楽しくなりますよ♪

12月5日(土)

現在、科学館の展示場4階で開催中の企画展「光とあかり」
本日は、この企画展の関連講演会「灯りの歴史」を行いました。
講師の国立科学博物館理工学研究部 前島正裕先生が、
1. 光とあかりとは
2. あかりの歴史
3. 電灯現る
4. あかりと色覚
を順を追ってお話されました。


      前島正裕先生


 弥生時代に火起こしの道具で用いられた摩擦式発火法や、火花式発火法は時代劇にでてくる火打ち石でご存じの方もいらっしゃいますね。

 焚き火やたいまつなどの木を燃やすあかりや、動植物から取った油を燃やすあかりから、やがて灯籠などが作られました。人々が普段の生活の中で「あかり」を使うようになったのは江戸時代からだそうです。特に、ナタネ油がすぐれていて、淀川はその時代 菜の花で真っ黄色だったという話も紹介されました。
あかりの普及は、人々の生活や文化の幅を広げました。

 前島先生が実物資料を持ってきてくださり、参加されたみなさんで実際にさわることができました。

   「ほくち」や「もぐさ」       よもぎを乾燥させてもむと           火打ち石
                      「もぐさ」になります。

 幕末から明治には、さまざまなランプが登場しました。

 そして明治5年には、日本最初のガス事業が始まり、ガス灯が登場します。
それから10年後の明治15年には、東京の銀座に電灯が現れます。
ブラッシュアーク灯というもので、2000燭光。2000本のろうそくと同じ明るさだったそうです。
 明治22年には、大阪電燈株式会社(後大阪市電気局を経て現在関西電力株式会社)が大阪最初の発電所である西道頓堀発電所(南発電所)を建設し、日本で初めて交流による送電を開始し、あかりの歴史は白熱灯から蛍光灯、LEDへと現代のあかりへつながっていきます。

 あかりが変わるとモノの色味が変わります。
前島先生は、「LEDなど新しい光源が登場していますが、異なるあかりは異なる文化を生み出すでしょう。その時、人間の視覚との関係を考えることが、より重要になると思われます。」と締めくくりました。

 ふだん、あるのが当たり前に感じている「あかり」について、幅広いお話をしていただきました。
講演会のあと、参加された方々が前島先生に熱心に質問されていました。

 お話の中に出てきた行灯(あんどん)や提灯(ちょうちん)、ランプは展示場4階の企画展「光とあかり」で12月27日(日)まで展示していますので、ぜひご覧ください。