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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第35回 大型映像を見よう

2010年7月13日

科学館で上映している大型映画。現在は「全天周映像」という名称ですが、以前は「オムニマックス」という名称でした。いったい違いは何なんでしょう?また、その他の大型映像もご紹介します。
 今回のスタッフだよりは、「ア●ター」という映画(3D版)を、何回もさまざまな映画館へ見に行ったという…長谷川学芸員に話を聞きました。

「全天周映像」とは?


大阪市立科学館では、現在、プラネタリウムのドーム天井をスクリーンにした映画「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH-」と「よみがえる恐竜の世界~プレヒストリック・パーク~」を上映しています。
この2つの作品はフィルムを使っているのではなくて、プラネタリウムホールの周囲5ヶ所と中央付近に設置された6台のDLPプロジェクターを使って映しています。元の映像から各プロジェクター用に分割・変形させた映像をコンピューターで作り、6台のDLPプロジェクターで分担して映すことによって、ドーム天井に広がるひとつの映像になります。
また、このシステムは、プラネタリウムの投影にも使っていて、全ての星座絵を一度に出したり、赤外線やX線で観測した宇宙の様子を映し出すなど、プラネタリウムの投影にさまざまな効果をプラスしています。

全天周映像イメージ

以前、科学館では「オムニマックス」って言っていました


このように、プラネタリウムのドーム天井に映し出す映画を、以前は「オムニマックス」と呼んでいました。「オムニマックス」というのは、IMAX社が開発したシステムで、幅が70mmもあるフィルムを魚眼レンズを使ってドーム天井に映し出します。45分くらいの作品でも、フィルムは大人2人でないと運べないほどの重さがあります。また、光源には15kWもあるキセノンランプというものを使います。

オムニマックス映写機(左奥)とフィルムテーブル(右)

「アイマックス」というのもありますね


オムニマックスと同じ70mm幅のフィルムを、ドーム天井ではなく平らなスクリーンに映写しているものを「アイマックス」といって、大阪ではサントリーミュージアム天保山にあります。特にここのアイマックスは3Dで上映できる映写機で、パッと見た感じは大阪市立科学館のオムニマックスとよく似た機械なのですが、よく見ると2本のフィルムが映写機を通っています。フィルムが通るところは2階建てのようになっていて、光源のランプも2つ、レンズも2つあります。
この2つのレンズの前には、偏光板というものが取り付けられています。また、3Dのメガネにも偏光板が使われています。この偏光板は、重ねるときの向きによって光が通ったり通らなかったりするものです。この性質を使って、右目用の映像は右目でしか、左目用の映像は左目でしか見えないようになっています。
現在、サントリーミュージアム天保山では「HUBBLE 3D」という作品を上映しています。そもそも星雲や星団などは非常に遠くにあるため、ハッブル宇宙望遠鏡をつかっても立体写真を撮影することはできません。しかし、様々な研究によって天体の立体的な構造もだんだん解明されてきています。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した美しい星雲や星団が、コンピューターによって立体化され、あたかも宇宙を旅しているかのような感覚になります。

アイマックス映写機
写真提供:サントリーミュージアム天保山

HUBBLE 3D -ハッブル宇宙望遠鏡-
■サントリーミュージアム天保山アイマックスシアターについてはこちら

3D映画が増えてきましたが


最近では、通常の映画館でも3Dで上映している館が増えてきました。大型映像ではありませんが、臨場感や迫力いっぱいの映像を楽しむことができます。しかしその反面、3Dメガネが重いとか映像が暗くなるといった感想もよく聞きます。ただ、通常の映画館の3Dには、「XpanD」「Real-D」「Dolby-3D」「IMAXデジタル3D」の4種類の方式があります。それぞれ、メガネの大きさや重さも違いますし、「Real-D」方式では普通のメガネの上に取り付けられるクリップ式の3Dメガネも別売されています。どの方式が自分にとって見やすいか、どの劇場でどの方式なのか、ちょっと調べてから見に行ってみてはいかがでしょうか。
最近では、通常の映画館でも3Dで上映している館が増えてきました。大型映像ではありませんが、臨場感や迫力いっぱいの映像を楽しむことができます。しかしその反面、3Dメガネが重いとか映像が暗くなるといった感想もよく聞きます。ただ、通常の映画館の3Dには、「XpanD」「Real-D」「Dolby-3D」「IMAXデジタル3D」の4種類の方式があります。それぞれ、メガネの大きさや重さも違いますし、「Real-D」方式では普通のメガネの上に取り付けられるクリップ式の3Dメガネも別売されています。どの方式が自分にとって見やすいか、どの劇場でどの方式なのか、ちょっと調べてから見に行ってみてはいかがでしょうか。
   
  XpanD     Real-D     Dolby-3D  IMAXデジタル3D
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