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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第26回 20周年を迎えて

2009年10月7日

2009年10月7日(水)に大阪市立科学館は20周年を迎えました。今回のスタッフだよりは、オープン直後から科学館を知る長谷川学芸員に、当時の様子、そして変化し続ける科学館について話を聞きました。

科学館オープン


1989年5月31日に四ツ橋の電気科学館が閉館してしまいましたが、中之島に最新のプラネタリウムを備えた科学館ができるということで、オープンしたら見に行こうと、大学の友だちと話していたのを思い出します。その科学館で働くことになるとは、その時は思ってもみませんでしたが…。

その科学館がオープンしてから早20年。外観はほとんど変わっていませんが、20年の間に中身は大きく変わっています。


長谷川学芸員

プラネタリウムの進化


プラネタリウムで映し出す星は、本物の星と違って、どうしても少し大きさがあってボタッとしています。大阪市立科学館開館当初のプラネタリウムでも、電気科学館のプラネタリウムと比べると、結構小さな星でしたが、2004年のプラネタリウム改修によって、さらに小さく、また、星座の星が全てまたたくなど、本物らしい星になっています。

また、このとき導入した全天周動画システムは、6台のDLPプロジェクターでプラネタリウムのドームスクリーン全体にデジタル動画を映し出すことができます。コンピュータの画面に出せるものなら何でもドームスクリーンに映し出すことができ、現在上映中の「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」も、この全天周動画システムで映し出しています。

このように、プラネタリウム投影機は新しくなっていますが、投影スタイルは電気科学館からの伝統を引き継ぎ、音楽を聴きながら夕陽が沈み、その日の夜空を生の声で紹介するところから始まるというスタイルを続けています。

開館当時のプラネタリウム

現在のプラネタリウム
プラネタリウムのドームスクリーン全体に
デジタル動画を映し出すことができる

3度にわたる展示改装


展示場は、この20年の間に3度の大きな展示改装を行ない、実際に手を動かして科学原理を楽しみながら感じたり、身近なものから貴重なものまで、さまざまな資料を見ていただくことができるようになりました。

3度の展示改装でほとんどの展示は新しくなりましたが、「回転たまご」と「手回し発電」などは現在も残っています。実はこの2つの展示、開館当初どころか電気科学館時代からある展示なのです。

  
開館当時の展示場 2階「近未来」 現在の展示場 2階「おやこで科学」

20年の移り変わり


科学館の中身だけでなく、科学館のまわりも大きく変化しています。
科学館の駐車場になっている場所は、科学館がオープンした頃には、まだ大阪大学医学部の校舎が残っていました(下の写真手前)。ちなみに、この科学館の建っている場所は、大阪大学理学部の跡地で、日本初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹が中間子論を研究した場所でもあります。
また、堂島川の北側、朝日放送や大阪地方検察庁が建っているところには、阪大病院がありました。

さらに、目の前には国立国際美術館もでき、近くの住友病院や関西電力本社も建て替えられました。
そんな中、科学館の北東には、1925年(大正14年)に建てられたレトロな雰囲気のダイビルが残っています。しかしそのダイビルも、まもなく取り壊しになります。

1989年8月頃の科学館周辺

このように、20年の間にさまざまな変化がありました。そういえば科学館に行ったのは何年前かな?という方は、これを機会に、ぜひ科学館にお越しください。また、駅からの道すがら、科学館周辺を少し散策してみるのもいいかもしれません。
もう20年というよりやっと20年の科学館ですが、これからも変化し続ける科学館をご期待ください。
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