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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第70回 国際会議で発表

2013年8月1日

今回のスタッフだよりは、国際会議で、科学館で活躍する“科学館大好きクラブ”について発表した齋藤学芸員に話を聞きました。

いつ、どこで、どのような発表をしたのですか?


7月16日、幕張メッセで開催された第12回アジア太平洋物理会議でポスター発表してきました。
題目は”Growth of an Interpreting Student Club in Osaka Science Museum”。
科学館で活躍している「科学館大好きクラブ」についてです。

科学大好きクラブって何ですか?


中学生、高校生、大学生、大学院生、社会人、教員で組織されたクラブで、年3回の展示解説イベント「自然科学の基礎を訪ねる」を行っています。
また、このイベントのために毎月科学館に集まって、展示解説の勉強をしたり、イベントの準備をしたりしています。大学院生・社会人・教員のアドバイスで展示解説やイベントの運営は学生が行います。

科学館大好きクラブはどのようにして発足したのですか?



写真は2004年に初めて実施したイベントのポスターです。
初日の活動の写真を使って急遽作成し、2日目に張り出したものです。
見学者とともに活き活きした様子がうかがえます。
このイベントを土台に、翌年の2005年に科学館大好きクラブが発足しました。
ポスター右下の左端の川口さんは、当時大学生でしたが現在は高校の先生として活躍されています。


(a)は2005年、科学館大好きクラブ が発足した時の写真です。
中央の初々しい少女は、当時の大学生、柳原さんが展示解説しているところです。
(b)は2010年の写真で、小学校の先生になった柳原さんが科学館大好きクラブの学生たちにどうどうと解説の見本を示しているところです。
最近では、教員の他、学生だったメンバーが社会人や大学院生になって、学生の活動を支援しています。

国際会議ではどのような発表をしたのですか?


このように科学館大好きクラブは内部から指導者が育っていることを幕張メッセで発表してきました。



これはポスター発表準備完了の写真。左のファイルは、科学館大好きクラブの学生が書いた論文12篇を綴ったものです。
右側は展示解説した内容をまとめたガイドブックで6種類あります。

英語で発表ですか?


ポスターは国際会議なので英語です。作成したのは科学館大好きクラブの新居さん。
彼も2005年からのメンバーで、当時は大学1年生、現在は大学院博士課程の最終年。
今年、博士号を取得して、来年からは高校の先生になる予定です。
英語で流暢に説明されていました(下)。国際化の今日、英語ができない斎藤はどうしましょう?
とにかく、科学館大好きクラブのこれからの発展が楽しみです。

科学館大好きクラブの他に、最近発表したものはありますか?


7月11日に中之島科学研究所のコロキウムで「円電流の電磁波はどこへ行った?」と題して講演しました。

これは「理想的な電磁石は電磁波を出すか?」という問題です。電磁波は電子が加速すると出るのですが、電磁石を流れる電流は電子が流れているもので加速しています。ですので、電磁波が出そうに思われます。どれぐらい電磁波が出るのだろうと思って、いろんな教科書を調べたのですが、このことについては何も書かれていませんでした。
そこで、真面目に計算してみたのです。すると、電磁波は出ないという結論になりました。
当日は松田卓也研究員との議論を楽しみにしていたのですが、所用でお越しいただけず、これは残念でした。
幕張メッセでは、新居さんや他の先生方に有意義な議論をしていただきました。

最後にひとこと

齋藤学芸員

近々論文発表しようと準備しているところです。「月刊うちゅう」の9月号にも紹介しますので、ぜひ読んでください。 斎藤吉彦のホームページ
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