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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第77回 オーストラリア・パワーハウスミュージアム訪問記(前編)

2014年5月1日

今回のスタッフだよりはオーストラリア・パワーハウスミュージアムの訪問した渡部学芸員に海外の博物館について聞きました。



いまから20年前。オーストラリアのパワーハウスミュージアムから2人の学芸員がやってきました。彼らは自動車メーカーの関係団体の招きで、日本の科学館と交流するために訪日したのでした。
彼らがやっている展示は驚きでした。天体写真の展示だったのですが、それまで鑑賞してもらうしかないと思っていた写真を、観覧者にいじくらせて、そこから何かを発見させるという手法だったのです。小学校の机ほどもある大判の写真(それだけでワクワクします)から、小さな銀河を見つけ出させるその展示は、ハンズオン・アストロノミーと名付けられていました。その展示、実は大阪市立科学館でも、アイディアをもらって展示しています。4階にありますので、探してみてください。写真はもちろん、日本の天文台のものを使っています。

さて、それ以来パワーハウスミュージアムはちょっとした憧れになったのですが、海外渡航はなかなか大変で、行く機会がありませんでした。今回、渡航調査の助成金をうけて、20年ごしの夢をかなえることができました。

 

大都会のど真ん中にある! 巨大な科学館


パワーハウスミュージアムは、オーストラリア最大の都市シドニーにあります。そう、あのオペラハウスがあるシドニーです。パワーハウスは、発電所のことですから、調べる前は漠然と「水力発電所の博物館に天文分野もあるのかな」と思っていましたが、それは大きな間違いでした。パワーハウスミュージアムは、路面電車用の発電所と車両工場の跡地をつかった、科学とデザインの巨大な博物館(ミュージアム)だったのです。

全部で2万平方メートル(大阪市立科学館の8倍!)の巨大な展示場には、蒸気機関車や馬車、飛行機などの実物がゴロゴロあります。さらに、有料のツアーでは、昔の扮装をしたガイドさんが解説していました。子ども向けなのですが、全員が、熱心に参加していたのは印象的でした。あ、この写真、屋外じゃないんですよ。屋内です。同じような展示がたくさんありました。

展示のいろいろ


パワーハウスミュージアムの展示のあれこれを見てもらいましょう。

乗り物コーナー+航空宇宙コーナーです。昔の駅の発着案内板の実物やら、ロケットやら人工衛星やらがゴロゴロと展示してありました。写真で見るとスケールがわかりにくいのですが、電車に乗っている人は実物大とか、階段も実際の階段というところから、想像してみてください。

スペースステーションの中を再現した展示です。宇宙飛行士が使うマニュアルなどNASAの指導で本物と同じものが展示してあります。さらに、この部屋、天 井がぐるりと足元にやってくる仕掛けになっています。宇宙では、上下がないので、天井も床もみんな使えますよっていう展示なのですね。


テレビゲームも展示されていました。これは特別展で、実際に遊ぶこともできます。ゲームの作家も紹介されていて、半分近くが日本のゲーム作家だというのが印象的でした。日本はゲーム大国なんですね。


ちょっとわかりにくいのですが、様々な道具の展示です。収蔵庫には、これの100倍以上の道具がありました。収蔵庫内は写真撮影不可だったので、紹介できないのが残念ですが、ものすごいコレクションがありました。
(後編に続く!)

最後にひとこと

渡部学芸員

後編ではまだまだみどころいっぱいの展示を引き続きご紹介します。 渡部義弥のWEBページ
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