科学館のできごと
10月24日(土)
天体観望会「秋の月を見よう」を開催しました。
観望会スタート早々に、日本人宇宙飛行士の油井さんが滞在している国際宇宙ステーション(ISS)が夜空を横切る姿を見ることができ、みんなでISSに手をふりました。
観望会の時間帯に観測できるタイミングは少ないので、今回はラッキーでしたね!
ISSが出てくるところをワクワクしながら
待っています☆
そして、最初見えていた月が雲に見え隠れするようになり、科学館天文台の直径50センチの大型望遠鏡では雲が晴れると月を見たり、はくちょう座のくちばしにあるアルビレオという二重星を見たりと望遠鏡の角度を変えていました。
50センチ反射望遠鏡で月を観察中
月のクレーターを望遠鏡で見たお子さんは、「ボコボコしてる~!」と喜んでいました。
今日、こんな月が見えました
屋上では望遠鏡を4台設置。倍率の違う望遠鏡で月の見え方の違いを楽しんだり、二重星のアルビレオや1等星のベガをみなさん順々にのぞいていました。
ボランティアスタッフが調整中 きれいな月が見えたかな? こと座のベガを観察中
次回は、12月19日(土)に天体観望会「冬の月を見よう」を開催します。事前申し込みが必要です(12月9日必着)。ぜひ、ご応募してください☆
くわしくはこちら。
10月10日(土)
今年は、重力と時空についての理論である、アインシュタインの一般相対性理論が誕生して100年目にあたります。また同時に世界光年でもあり、これらを記念して、大阪市立大学さんとの共催で、スペシャルナイト「一般相対性理論誕生100周年市民講演会」を開催しました!
主催者挨拶のあと、まずプラネタリウム番組「重力~宇宙を支配する謎の力~」を観賞しました。
この番組は講演会にぴったりの内容で、今回だけ特別に公開しました。
観賞のあと、大阪市立大学 大学院理学研究所 中尾憲一教授による「ニュートンからアインシュタインへ」の講演が始まりました。
アインシュタインの一般相対性理論が切りひらいた新しい科学の世界について
ブラックホールなどを例に取りながら、丁寧に語られました。
中尾 憲一 教授 講演の模様
続いて本日2つ目の講演、大阪市立大学 大学院理学研究所 田越秀行准教授による「アインシュタインからの宿題-時空のさざ波・重力波-」を聴きました。
重力波をどうやってとらえるのかという、最先端の取り組みについて語られました。
ノイズの中の微かな信号を見つける難しさを、音を使ってみなさんに説明していたのが
印象的でした。
田越 秀行 准教授 講演の模様
参加されたみなさんは一言も聞きもらすまいと聴講されていました。
学生の方から大人の方まで、質疑応答も活発に行われました。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。