プレスリリース

~さよなら平成~プラネタリウムさよならイベント&大阪市立科学館リニューアルの概要について

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大阪市立科学館(平成元年10月開館)は、平成31年3月30日(土) 9時30分よりプラネタリウムと展示場4階をリニューアルオープンいたします。

プラネタリウムは、星空のクオリティと操作性を向上させた新投影機を導入。あわせて照明や通路改修で、観覧しやすく改善します。そして、展示場4階「宇宙とその発見」のエリアは、最新の技術や情報を盛り込みさらに進化した展示に出会えます。展示場内には、平成元年の開館当初から稼働していた展示物も多数ありますが、「平成」の元号より一足先にその役目を終了し、新たに生まれ変わることとなります。

また、来る11月30日(金)18時30分よりスペシャルナイト「さよならインフィニウムL-OSAKA」を開催します。
現行の投影機はこの日をもってその役目を終えます。本イベントでは、次期投影機の説明もいたします。
取材ご希望の方は、11月30日(金)14時までに、「取材申し込みフォーム」にて、メールもしくはFAXで広報担当宛てまでご連絡をお願いします。

なお、当日は満席のため取材席は先着順となり、申し込み多数の場合は立ち見席となります。

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   ◆◆12月1日(土)から平成31年3月29日(金)まで全館休館いたします◆◆
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プラネタリウムリニューアルについて

プラネタリウムホールの光学プラネタリウム投影機を更新し、またホール使用の安全化のための一部改修を行う。星空を学ぶ生涯学習の場としての機能を向上させる。

業務は平成30年12月1日~平成31年3月15日。コニカミノルタプラネタリウム株式会社(東京都豊島区)が請負う。総費用は3.2億円(税込)。光学プラネタリウム投影機の更新は平成16年7月以来14年ぶり。一般公開は平成31年3月30日を予定。

1.光学プラネタリウム投影機の更新

投影機は大阪市立科学館の専用機インフィニウムΣ(シグマ)‐OSAKAを導入。コニカミノルタプラネタリウム株式会社のインフィニウムΣをカスタマイズしたもの。特徴は次の通り。

星の輝きのリアリティを向上、星がすぐに見える

超高輝度LED光源を採用することで、金星やシリウスなど特に明るい星の輝きを、シャープなまま、光の強さで再現。都会にきらめく高輝度星の感動を伝える。また、全体に星の明るさを底上げし、暗い星や天の川が短い時間で見えるようになる。  
 また、明るさの変化を正確にし、夕暮の空に一番星が輝きだす様子などのリアリティをあげる。さらに、明るさが周期的に変化する変光星などの再現を学術データに基づき正確にし、本物の空に近づける。

スムーズで自然な天体運動。月食などもリアルに再現

駆動ソフトや熱設計の見直し、特注新開発の別設投影機などで、よりスムーズで自然な天体運動と正確な星空の再現を実現。従来、正確に再現するのは不可能だった月食や、月と天体の接近なども実現可能になる。

操作性の向上とリモコンによる対面解説も可能。生解説の魅力向上

多目的に使える操作ダイヤルやボタンを増やして操作性を向上させ、一度にコントロールできる天体数や動作を5割以上増加。さらに、リモコンを導入することで、対面での解説も可能になる。 年間投影回数2000以上、解説者全員が学術・教育の専門家という、質・量ともに日本トップのライブ解説プラネタリウムの特徴を生かす。

2.プラネタリウムホール使用の安全化のための改修
  • 座席24席を、ホール周縁から中心に移設
    車いすの方や、足の不自由な方がアクセスできる中段通路の直上の席が増加、移動も楽になる。
    中心に移設されることで、周縁部に比べ星空の歪みが少なく、見やすくなる。
  • 入口からの通路を2倍に大幅拡幅、最下段の段差を一部解消
    入退場がスムーズかつ安全に行えるようになる。
    昇降のさい、つまづく方が目立った通路最下段の段差を、通路をあげることで解消する。
    さらに全体として細かな段差を解消し、安全性を高める。
  • 室内照明の最高輝度と最低輝度の差を2倍以上に拡大
    シーンに応じた適切な照明コントロールが可能になり、暗い夜空の演出の幅が広がるとともに、安全によりマッチした照明が可能になる。また、不快な要素であるチラつきを大幅に低減する。

大阪市立科学館展示場4階リニューアル

【内 容】

4階展示場の展示物は、設置後20年以上の展示が多く内容が古くなっている。そこで、最新の技術や新しい天文の情報を盛り込みながら、映像のみならず参加体験型の展示を通して、新しい天文の知識を深められる展示物を製作設置する。

4階展示場の下図に示すエリアAとエリアB、エリアDについてリニューアル作業を行う。「大阪の科学史」「エリアC」については現行のまま。

【エリアA】

現在の天文学で得られた情報をもとに、宇宙関係の展示内容を刷新する。

  1. プロジェクションマッピングによる、太陽の活動をとらえた映像を映す展示
  2. 惑星によって重力が違うことから、重さや体重が変わることを体験できる展示
  3. 宇宙を観測する方法は、光学望遠鏡以外にもあり、それら仕組みを紹介する展示
  4. 等、約40展示設置

【エリアB】

元素の周期表などを刷新して、身の回りの物体について理解を深める展示など3~4展示設置

【エリアD】

現在の気象関係の展示を整理し刷新。風速計の資料展示など、約3~5展示設置


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