よくある質問

リニューアル工事等のため、2024年夏まで全館休館しています。

 

大阪市立科学館に寄せられる質問とその答えを紹介します。
質問等などがありましたら、お手紙やお電話などでお気軽にお問い合わせください。
※メールでのお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

科学館について

科学館の学芸員になるには
当科学館の資料収集、調査研究、展示、教育普及などの諸活動を担当しているのは学芸員と呼ばれる専門職種の人たちです。現在11名が在籍しています。
学芸員の人数は限定されているため、採用は退職時など不定期に行われています。新規採用が決定されるとホームページその他で広く募集案内をします。職務内容はその時々によって変りますが、専門分野としては物理、化学、天文学が中心となっています。
博物館実習の受け入れについて
博物館の専門職員である学芸員の資格取得のための実習を、毎年1回実施しています。
2023年度の博物館実習の予定は未定です。
これまでの実習概要はおおむね下記のとおりです(今後変更する場合もあります)。
内容:博物館学芸員の資格を取得するために必要な知識を実地に学ぶ
期間:8月~9月頃の1週間
定員:5名前後
条件:

・実習期間中、大学または大学院に在学中で、博物館法施行規則第1条に定められた博物館に関する科目の単位を履修済みまたは履修中の者
・大学または大学院の理系学部・学科(教育学部等を含む、物理学・化学・天文学を専攻)に在籍している者
・実習の全日程に参加できる者
・定員オーバーの場合は書類選考とし、合格者が実習を受講できる

アウトリーチ事業について
出張サイエンスショーやモバイルプラネタリウムなど、大阪市立科学館の管理運営やさまざまな普及教育活動で積み重ねた経験やネットワークを基本に、科学の楽しさをみなさんのもとへ届けます。
※詳しくはこちら
収蔵資料の画像を提供してもらえますか?
大阪市立科学館が所有する資料の画像提供サービスを行っております。洋書・和書等科学史関係資料をまとめた「中之島科学史ライブラリー」および、電気科学館関係の画像資料があります。くわしくは、当館「企画担当」まで、お問い合せください。

こよみについて

大阪の日の出入り、月の出入りの時刻は?
当館刊行の「こよみハンドブック」には科学館(大阪市北区中之島4丁目)での値を計算した数年分の日の出入り時刻と月の出入り時刻を掲載しています。精度は1~2分程度です。大阪近辺でしたらほぼこの値で大丈夫です。
ただし海抜0mから、水平線が見えるとしての値です。「こよみハンドブック」はミュージアムショップでも販売しております。
春分の日・秋分の日はいつ?
ここ数年の春・秋分日は表をごらんください。
なお、春分・秋分日を基準にして、祝日としての春分の日、秋分の日が決められ、前の年の2月1日に内閣府から官報により発表されます。ですから、前の年までは春分・秋分の日は正式には決定していません。

春秋分とは赤道と黄道が交差する点で、毎年すこしずつ動いていっています。およそ2000年前には、春分点は、おひつじ座にありましたが、現在は、うお座に移っています。そしてそのうち、みずがめ座へと移っていきます。

春秋分を知るためには、地球の公転運動や歳差運動を計算する必要があります。
一方、春分日・秋分日とは、太陽が春分点、秋分点を通過する瞬間をふくむ日のことです。
春秋分日は昼と夜の長さがほぼ同じで太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
正確には太陽の上辺を日の出入りの基準にすること、地平線近くの太陽は大気による浮き上がり効果を受けている、太陽の南中時刻は正午からのずれがあるといった理由で、日の出、日の入の時刻は6時ちょうどではありません。

春分日・秋分日
西暦 春分 秋分
2016 3/20 9/22
2017 3/20 9/23
2018 3/21 9/23
2019 3/21 9/23
2020 3/20 9/22
2021 3/20 9/23
2022 3/21 9/23
2023 3/21 9/23
2024 3/20 9/22
2025 3/20 9/23
2026 3/20 9/23
2027 3/21 9/23
2028 3/20 9/22
2029 3/20 9/23
2030 3/20 9/23

※祝日としての「春分の日」「秋分の日」を予告するものではありません。

星について

あの明るい星は何?
はじめに、本当にそれが「星」なのか、確認しましょう。
見ている間にどんどん動いていくようならば、飛行機、人工衛星、鳥、流れ星、気象観測用気球、雲、アドバルーンなどかもしれません。逆に、1時間たっても2時間たっても移動しないようならば、高い山や建物に関係している光かもしれません。

それが、「星」である場合、一般的には、およそ3通りの可能性があります。

1つは、惑星です。惑星はあまり瞬かないことが特徴です。また、望遠鏡で観察すると模様がみえたりします。特に金星や木星はとても明るく、科学館にもよくご質問の電話がよせられます。
もう1つは、星座を形作る星(恒星)の中で明るいものです。これは毎年同じ時期に、同じ時刻であれば、同じ方角に、決まって見えます。
最後に、新星や超新星といった星の爆発の可能性があります。しかしこれは、数十年に一度くらいのことで、これである可能性はとても低いです。

見えている星についてはこちらをご覧ください。

自分の星座を見つけたい!
まず、誕生日の星座というのは、その日のころに太陽のほうにある星座をさすのがもともとです。

ですから誕生日のころには見えず、その3ヶ月くらい前が見ごろです。
さらに、いっぺんに見える星座は4~5つです。また、星座によっては暗い星しかなく大阪市内など大都会では見られないものもあります。

ここではめやすをかんたんな表にしましたので参考にしてください。

星座 8時の空に見える時期 大阪市内での見え方
おひつじ座 10月~
おうし座 11~3月
ふたご座 12~5月
かに座 2~5月 ×
しし座 3~6月
おとめ座 4~7月
てんびん座 6~8月 ×
さそり座 7~8月
いて座 8~9月
やぎ座 8~10月 ×
みずがめ座 9~12月 ×
うお座 10~12月 ×
天体の大きさ・距離について
天体名 大きさ 距離 光速基準 備考
地球 1万3000km 周囲は4万km
3500km 38万km 1.3光秒
太陽 140万km 1億5000万km 8光分
静止衛星 4万2000km 0.1光秒 ひまわりやBS(放送衛星)
等赤道上空3万6000km
国際宇宙
ステーション
108m×73m 地上400km 0.001光秒 約90分間で地球を一周
火星 6500km 2億3000万km 13光分 接近時は7000万km4光分
金星 1万2000km 1億5000万km 8光分 接近時は4200万km2.5光分
水星 4800km 1億5000万km 8光分 接近時は9300万km6光分
木星 14万km 7億5000万km 40光分 接近時は6億km30光分
土星 12万km 15億km 80光分 接近時は13億km70光分
ハレー
彗星
10km 27億km 150光分 尾の長さは最大で
1億2000万km
シリウス 500万km 80兆km 8.7光年 直径3万kmの伴星あり
おりひめ
800万km 240兆km 25光年 周囲に塵でできた
円盤が広がっている
ひこ星 500万km 150兆km 16光年 織り姫星との距離は
17光年
カノープス 1億km 800兆km 80光年
ベテル
ギウス
4億km 5000兆km 500光年 オリオン座の北角の
赤い星
ぎょしゃ
座ε星
60億km? 星をとりまく塵の円盤
の大きさか?
望遠鏡を買いたいのですが?
安いものでも明るくて大きく見える天体(月や金星など)なら見ることができますが、ちゃんとした望遠鏡を買おうと思ったら、給料一月分くらいお金をかける必要があります。特に、台座(三脚など)がしっかりしたものを買わないとブレてしまい、望遠鏡の性能が発揮できません。

望遠鏡は倍率よりも、口径(光を集めるレンズや鏡の大きさ:直径)が重要です。倍率は接眼レンズ(数千円からある部品)で変えられますが、口径が大きくないと倍率を高くしたとき天体がボケたり、暗くなります。口径が5cm程度と小さいのに、200倍といった大きな倍率をうたっているのはあまりよくないといえるでしょう。

いずれにせよ、現物をみて購入するのをおすすめします。大阪市内にも望遠鏡専門店が2軒あり、店員のアドバイスも参考になると思います。電話帳(当館発行の「こよみハンドブック」にもリストがあります)で電話番号や所在地を調べてみてください。また、大規模な写真機店でも望遠鏡が多数おいてあり、アドバイスが受けられる場合があります。

ちょっとしたコツ双眼鏡でも月や星雲、星団を見るとおもしろいものです。星の色などもよくわかります。もし家に双眼鏡があるのならば試してみてください。ビデオやカメラ用の三脚にのせるためのアダプターも写真用品店などで2000円ほどで売られています。ついでに書きますと、カメラの望遠レンズを望遠鏡がわりにする製品もあります。また、ビデオのズームでも月のクレーターならじゅうぶん楽しめます。

きれいな星空はどこで見られますか?
きれいな星空と明るい大都会の夜景は、今のところ両立できないものです。
(この2つを共存させようという努力も現在行われています。例えば光害防止委員会

一般的なお答えからすると、天の川が見えるくらい(5等級の星が見えるくらい)の星空を楽しむためには大阪のような大都会から100km近く離れる必要があります。
星好きの方はそれぞれ自分の穴場を持っていらっしゃいます。
でも、そこは初心者が気軽にいけるような場所ではありません。また多くの方が押しかけると、結果として星がよく見えなくなってしまいます。特に、車のヘッドライトや懐中電灯は星見の大敵です。トイレやお店があるわけでもありません。ゴミも自分で持ち帰る必要があります。

そこで、おすすめなのは「公開天文台」です。公開天文台は一般の方に星空を楽しんでもらうための受け入れ態勢が整い、望遠鏡などの設備も充実しているところです。宿泊施設を併設し、部屋からすぐに星が見えるような施設もあります。
専門の職員の方が解説をしてくれる場合もあります。お近くの公開天文台に問い合わせてみてください。

また、公開天文台の情報は天文雑誌(例えば「月刊天文ガイド」、「月刊星ナビ」)にも出ています。少し大きめの本屋さんなら売っていますので、そちらもご覧ください。


その他

科学館の利用案内・内容照会など

直接来館されるか、電話をご利用ください。電子メールは連絡がとれなくなることがありますので受け付けていません。
ご了承ください。

来館 開館日にお願いします
(9:30~17:00)
電話番号 06-6444-5656
天文学・物理学・化学についてのご質問

直接来館されるか、電話・手紙をご利用ください。電子メールはご質問の意図が不明なことがありますので受け付けていません。ご了承ください。
※このホームページのよくあるご質問には、科学館に来るご質問の9割が書いてあります。
※学校・塾の宿題は、自分の力で解きましょう。または、先生に質問しましょう。

来館 開館日にお願いします
(9:30~17:00)
電話番号 06-6444-5184
お手紙 〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1 大阪市立科学館 学芸課

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