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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第46回 花火の化学展

2011年7月10日

6月18日から、展示場3階では、世界化学年を記念した2つ目の特別展示「花火の化学展」が始まりました。珍しい花火や、花火に使われている薬品など、さまざまな実物資料で、花火と化学の深い関係をご紹介しています。
今回は、岳川学芸員に「花火の化学展」について聞きました。

はなしは、かがくdeムチャミタス「モコモコ選手権」にさかのぼる…


2010年10月16日、テレビ大阪の「かがくdeムチャミタス!」という番組に出演しました。その回は、「モコモコ選手権」と題して、世の中にある化学反応を駆使したいろいろなモコモコ反応を、氷屋さん、花火職人、建築業、科学者が披露する、という内容でした。私は、科学者として出演のおはなしをいただき、放送の1ヶ月ほど前に実験道具を持参してスタジオ収録に臨みました。

岳川学芸員が番組で披露した実験動画はこちら
その収録でご一緒した花火師の古賀さん。控え室の前で「私も花火をテーマにしたサイエンスショーを企画して実験していたりもするので、また何か教えてください」などとお話しして、そのときはお別れしました。

冬になって「何か一緒にイベントしませんか」というお誘いをいただき、「ならば世界化学年にちなんで花火の化学をテーマにした企画展示をやりましょう!」「花火は化学ということをたくさんの方に知っていただきましょう!」とお答えして、今回のコラボレーション「花火の化学展」が実現しました。

企画展のみどころは?


花火と化学の深い関係は、これまで科学館のサイエンスショー「花火の大実験」でご紹介してきたので、ご存知の方も少なくないかもしれません。でも本物の資料でご紹介するのは、科学館では初めて。

(花火に使われる薬品いろいろ。こうした薬品のおかげで花火はよく燃え、美しい色の光が現れます。)
まずは、花火に使われるいろいろな薬品をご覧ください。花火作りで最初に行なわれる、もっとも大切な作業は、これらの薬品を決まった量づつはかり、混ぜ合わせること。燃やす薬品、色をつける薬品、これらの薬品をくっつける薬品…など、いろいろな役割に合った薬品を選び、混ぜていきます。

次に「星(ほし)」を作ります。「星」というと、夜空に輝く“星”を思い浮かべますが、花火の世界にも「星」があって、調合した薬品を丸くかためたものを言います。直径1ミリ程度の小さな星から、直径1センチを超える大きなものまで、花火のサイズによって星のサイズも変わります。直径30cmの打上花火(10号玉)には直径2cmの星が、家庭で楽しむおもちゃ花火の打上花火には、直径3ミリ程度の小さな「星」が使われます。「花火の化学展」では、花火師の古賀さんが分解した家庭用の打上花火を展示しています。それはまさに打上花火のミニサイズ。小さくなっただけでしくみは同じなのです。

このほかにも「花火の化学」「打上花火」「おもちゃ花火」のテーマで展開するひとつひとつの資料をご覧いただくと、身近な花火に新しい発見がきっとあると思います

最後にひとこと

岳川学芸員

エキストラ実験ショーでは、「花火の大実験」を不定期で行なっています。花火の化学展と合わせてご覧いただけると、花火の化学にさらに詳しくなれますよ。 …ただ、花火大会でウンチクばかり言っていると、「うるさい!」って言われるかもしれませんので、気をつけてくださいね。
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