スタッフだより

第64回 サイエンスショー「サウンド・オブ・サイエンス♪」

2013年2月17日

現在、音をテーマにしたサイエンスショーを行なっています。今回のスタッフだよりはサイエンスショー「サウンド・オブ・サイエンス♪」の見どころについて大倉学芸員に聞きました。

サイエンスショー「サウンド・オブ・サイエンス♪」のご紹介

今回は、音をテーマにしたサイエンスショーです。音はどうして出るのでしょうか?音はどのようにして聞こえるのでしょうか?冒頭に銅鑼(ドラ)が登場します。

―――大きな銅鑼ですね。
直径が1mです。バチで叩くと、ドーンと低い音が響きます。この銅鑼はどのようにして音を出しているのでしょう?音が出ている時、銅鑼はどのようになっているのでしょう。

―――振るえているのではないでしょうか。 ―――大きな銅鑼ですね。
直径が1mです。バチで叩くと、ドーンと低い音が響きます。この銅鑼はどのようにして音を出しているのでしょう?音が出ている時、銅鑼はどのようになっているのでしょう。そう、振動しているはずです。音の出ている時、銅鑼の表面をそっと触ってみると小刻みに振動しているのが判ります。でも、ほんの僅かで目には見えません。それに動きがとても速いので目では追いかけることができないのです。
銅鑼の表面は、おそらく複雑に波立って振えているでしょう。しかし、それをふつう見ることはできません。
ヒトは低い音から高い音まで、振動数で表わすと20~20000Hzの音を聞くことができると言われています。20Hzというのは、1秒間に20回振るえる振動で、ヒトがぎりぎり聞き取れる低い音、20000Hzは1秒間に2000回振るえるぎりぎり聞き取れる高い音にあたります。この範囲は個人差があり、また年齢で変わります。僕がこのあいだ測ったら、13000Hzより上の音は聞こえなくなっていました。
一方、人間の目で追いかけることのできる振動は、1秒間にせいぜい10~20回くらいまでです。それ以上は連続的に動いて見え、映画やアニメーションなどはまさにそれを利用しているのです。
銅鑼は低い音で鳴るので、1秒間に数十~数百回振るえているはずです。でも残念ですが、ヒトの目ではその動きを追うことができません。

振動を見てみよう

―――振動は目に見えないんですか。
ええ、残念ですが。でも間接的になら見れる方法を考えてみました。銅鑼の前に紐に吊るしたピンポン玉を並べるのです。銅鑼が振るえると、軽いピンポン棚はポーンと弾かれます。

―――他にも方法はありませんか。
音を出している物体が振るえていることは、いろんな方法で確かめることができます。
写真はハーモニカの蓋を外したところです。
中に細長い切り込みがたくさん入った金属の板が取り付けられていました。
この切り込みによってできた細長い短冊状の部分をリードと言います。
ハーモニカは、吹いた時このリードが振るえることによって音を出すのです。

右の写真はプラスチックコップとペットボトルで作ったラッパです。
プラスチックコップの底は、カッターで切って作ったリードがあります。
ペットボトルの吹き口から息を吹き込むとボーッと味のある音を出します。

今回のサイエンスショーの見どころを教えてください

最後に、これは楽器ではないのですが、変わった鍋をご紹介しましょう。魚洗鍋(ぎょせんなべ)と呼ばれる青銅製の鍋です。時折中華街などで見かけることもある鍋です。
取っ手の部分を両掌で擦るとブーンという音が出ます。このままでは面白くもなんともないのですが、水を入れて同じことをすると鍋が大きな音を出す時、大きな水しぶきが上がります。

大きな音が出ているということは、鍋全体が共振しているということです。目には見えませんが、鍋が激しく振るえているのです。すると鍋の中の水も揺れ、大きなしぶきが上がるのです。

最後にひとこと


大倉学芸員

今回のサイエンスショーでは、いくつか楽器が登場しますが、きちんとした曲を演奏しようとすると大変です。今回は、誰でも、楽器の苦手な人でもすばらしい曲が演奏できる楽器をご紹介しますので、ぜひ楽しんでください。大倉 宏のホームページ

  • 大阪市立科学館公式ネットショップ
  • 大阪市立科学館ご寄附のお願い
  • Osaka Museums 大阪市の美術館・博物館情報
  • 地方独立行政法人 大阪市博物館機構
  • 科学館だより夏号
  • 学芸員の展示場ガイド
  • ポケット学芸員
  • 月刊うちゅう
  • クリエイティブアイランド中之島