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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第37回 科学館のおすすめ展示 その1

2010年10月8日

今回のスタッフだよりは、物理・化学を専門とする、斎藤、大倉、小野学芸員3人がそれぞれ、科学館のおすすめの展示物やスポットを紹介します。

斎藤学芸員おすすめ 「超強力磁石」


まず展示場に入る前に、右側にある展示ケースをご覧ください。超強力磁石のすごいパワーを見ることができます。空き缶を強烈に引っ張っています。クリップと針金がきれいな模様を作って、磁力を見せています。

4階展示場にはこの「超強力磁石」を楽しむ展示が2つあります。一つは、私が考案した展示で、「超強力磁石」を回して磁力を見る「磁石の花」。まるで生き物のように 磁力が動くのが見えます。「リオのカーニバル!」と叫んだ人もいます。もう一つは、この磁石の反発力を体感する展示、「磁石の椅子」。お相撲さんが座っても反発する強烈なクッションです。その他にも磁石の展示が多数この周辺にあります。
磁石って、ほんとうに楽しいですよ!

大倉学芸員おすすめ 「絶対に崩れない、アーチ橋」


5つのブロックを使ってアーチ橋を作ってみましょう。下に置いた木の土台を外してしまっても崩れません。人が上を通っても大丈夫です。このようなアーチ構造はとても頑強であることが知られていて、石で造ったアーチ構造の橋もあります。


ギリシア神殿の構造

アーチ橋は、引っ張られる力が働かないように工夫された構造になっています。このような石の橋は古くから造られていて、ローマ人が紀元前1世紀にフランスに築いたポン・デュ・ガール水道橋は有名で、世界遺産に指定されています。
ぜひみなさんも、古代ローマ人になったつもりで、アーチ橋を渡ってみてくださいね。

【大倉学芸員がアーチ橋作りに挑戦】

1.スタート!     2.まず木の枠を    3.ブロック1つ目   4.反対側にもブロックを


5.ブロック4つ目    6.最後のブロック  7.木の枠をとりはずすと…  アーチ橋完成!

大倉学芸員が乗ってもびくともしません。

小野学芸員おすすめ 「東京から嫁いできました…岩塩」


3階展示場にある大きな岩塩。表面をよく見ると、塩の結晶が見えます。
実はこの岩塩には、お姉さんがいるのです。お姉さんがいるのは、東京の渋谷にある「たばこと塩の博物館」。ここにある高さ1m、重さ1.2tの岩塩がお姉さんです。科学館の岩塩は、高さが1.4m、重さが2.1tですので、お姉さんよりもさらに大きくて、おそらく日本で一番大きな岩塩の塊になると思います。
この2つの岩塩は、ポーランドのビェリチカという、世界遺産でもある地底岩塩採掘抗でほられたもので、その内のひとつは、たばこと塩の博物館の地下倉庫で長らく保管されていたのです。ある時、科学館であった会合でたばこと 塩の博物館の方と話をして、寄贈していただけることになり、「いい嫁入り先が見つかった」と喜んでもらいました。
大阪では、暑さで時々汗をかきながら(潮解する)展示されている岩塩ですが、もし東京に行く機会がありましたら、姉の方も是非見てきてくださいね。

科学館に展示しているおそらく日本一の大きさの岩塩

「たばこと塩の博物館」に展示している岩塩

では最後に、小野学芸員からお気に入りの場所をご紹介します


そこは、展示場3階 金属コーナーからの眺め。
曇った日や閉館時刻が近い夕方に、3階展示場の金属コーナー付近から、シースルーエレベーターを見上げたところに、4階展示場のスポットライトが映っています。夜空の星々、天の川を見たような感じでとても綺麗です。
もちろん本物の星空や、館のプラネタリウムの綺麗さにはかないませんが、私には、きれいだなぁと一息つけるような場所になっています。

シースルーエレベーター

展示場のスポットライトは、ハロゲンと水銀のライトになっています。これらのライトで展示場や展示物の演出を行なっています。ハロゲンライトは黄色、水銀は白っぽい色が相まって、シースルーエレベーターの透明チューブに夜空の星々のように反射しているのがなんともいえず、いい雰囲気です。 他の階からも、シースルーエレベーターのチューブを見ると光が映っていますが、個人的には、この3階からの眺めがお気に入りです。皆さんも、眺めてみてください。
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