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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第74回 サイエンスショー「炎のアツい科学」

2014年1月4日

今回のスタッフだよりは、現在演示中のサイエンスショー「炎のアツい科学」の見どころについて小野学芸員に話を聞きました。

今回のショーは…


12月から始まった今回のサイエンスショー「炎のアツい科学」は、物が燃えることについて考えていただく楽しい実験です。
最近は、たき火ができなくなりましたので、裸火をみること、扱うことがほとんどなくなりました。
せいぜい、ガスコンロやライターくらいでしょうか。
今は、ものが燃えることさえも教科書上で知識として覚えるようなものになってしまいましたが、
人間と動物との違いは、火の取り扱いができるかどうかですから、
このあたりのことは、しっかりと覚えて、火の扱いをコントロールできるようにしたいものです。
自らの安全を守るためにも。

火起こし器


(写真1)火起こしの練習をしている宮脇さん (写真2)火起こし器の肝の部分。Vの字のところに熱い木屑が落ちてたまっていく。
さて、現在は、スイッチ一つで火をつけることができる世の中ですが、
その昔はどうやって火を起こしていたか。
ショーの中でもお客様に聞くのですが、良く返ってくる声として、
木を使った火起こしがあります。
そして、みなさんが声をあげてくれる時は、手をすり合わせるジェスチャーつきです。
今回のショーの見どころの一つに、
この木をこすり合わせたときに発生する熱で、火種を作り、
そこから火を起こせるかという実験(使役?)があります。
写真は、補助スタッフの宮脇さんに練習してもらっているところですが(写真1)、
慣れないととても大変です。
息が上がってそのあとの実験に支障が出るほどです(苦笑)。
木と木をこすり合わせるだけでなく、
下においてある木の部分も削り取れた火種となる木屑が落ちやすいように、
Vの字に工夫されています(写真2)。
ここに熱くなった火種が落ちて、うまくいけば…拍手喝采となります。
現在、ショーを演じてくれるスタッフには、5名の女性がいるのですが、
この火起こし実験をお願いするのは、本当に申し訳ないと思っています。
この火起こし実験がオープニングにあるのですが、見学している皆さんの声援をいただけると、演示者は非常に心強いので、ぜひ応援をお願いします。
ちなみに長い間、サイエンスショーを行っていますが、実験中に応援されることがあるのは、
この火起こしぐらいでしょうか(笑)。

粉砂糖が爆発?


(写真3)粉砂糖が爆発する!?
それから、今回の実験では、普段燃やさないようなものも、
条件がそろうと激しく燃えるということも見ていただきます。
その普段燃やさないものというのは、粉砂糖なのですが、
写真3のように大きな炎を作り出すことができます。
どういう条件が必要なのかは、ショーで詳しく解説しておりますが、
石炭鉱山や、動物の飼料などを入れておくサイロなどが
この粉砂糖が激しく燃えるのと同じ条件下で爆発することもありました。
粉じん爆発といいますが、この実験も今回のショーの見どころです。

アルコールの燃焼


(写真4)空き缶の中で、アルコールを燃焼させる実験。
空き缶の上には紙コップをのせています。火をつける直前ですが、この後何が起こるのか…?
そして、燃えやすいものとしてアルコールなどの燃料がありますが、
この燃焼実験が今回のショーの最大の山場です。
空き缶の中で気化しているアルコールが燃えるとどんなことが起こるのか(写真4)?さらにこの現象を激しくすると…、爆発的な燃焼が起こります。
最後にこの仕組みを利用して、ペットボトルをロケットに見立てた実験を行います。
私の表現力では、皆さんにこの迫力がとても伝えられませんので、
ぜひ会場でペットボトルロケットを飛ばす実験を見て下さい。
ビックリ、そして感動すること請け合いです!
燃焼については、小学校6年生で学習するのですが、
皆さんに直接実験を見ていただいて、ものが燃える時に必要な条件、そしてどのようなことが起こるのかをサイエンスショー会場の現場でぜひ見ていただければと思います。


最後にひとこと

小野学芸員

今回の実験は、見ていただいく皆さん、そして、演示する私たちもとても楽しいわくわくする実験のオンパレードですが、取り扱いを誤れば大変なことになる「火」です。演示する私たちは安全について、最大限の配慮・注意をしています。安全に、楽しく実験をする中で、皆さんの応援をいただければ、張り切って普段の3割増し(?)の頑張りで火起こしもしますので、大きな声援もお願いします! 小野の化学のホームページ
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