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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第79回 プラネタリウム「天の川って、なんだろう」

2014年7月1日

今回のスタッフだよりは、現在投影中の、「天の川って、なんだろう」の見どころについて嘉数学芸員に話を聞きました。

どんな内容ですか


写真:天の川のすがた
夏の夜、満天の星が見える場所で夜空を眺めると、天の川を見ることができます。肉眼で見ていると、雲や霧のようにぼんやりとした輝きが特徴で、とても不思議な感じがします。昔から人々は同じように考えていて、その謎を解こうとしてきました。
今回のプログラムでは、人類が天の川をどんな風に考え、調べてきたかを軸に、現在までに明らかになった天の川の正体をご紹介します。

天の川をさぐる歴史は古いのですか?


昔の人々は、天の川の正体がわからなかったので、天に流れる川やミルクなどという神話や伝説を作っていました。
その後、15世紀頃からいろんなことがわかってきました。まず、天の川が私たちをぐるりと取り巻いていること、たくさんの星の集まりであること、さらに、それらの星々までの距離がわかるようになりました。プログラムでは、これらの探求の歴史も紹介します。
銀河草紙
写真:江戸時代に出版された『銀河草紙』(1835年刊)に描かれた天の川と、おりひめ・ひこぼしのすがた。

今では、天の川の正体はわかっているのですか?


天の川を作る星々の距離がわかるようになり、宇宙の地図を作ってみると、天の川は、約2,000億個の恒星があつまって形作る「天の川銀河(銀河系)」という巨大な天体であることがわかりました。さらに、天の川銀河と同じような天体は、宇宙にたくさんあることもわかっているんですよ。

プログラムの見どころは?


プラネタリウムの機能を使って、地球を飛び出して、天の川の星々を宇宙からながめます。数十秒という短い時間で、一気に数十万光年のかなたまで出かけ、天の川銀河の姿をご覧いただくシーンは、実際には絶対できない体験ですから、おすすめです。

実際の空で天の川を見たいのですが


天の川の光はとても弱いので、少しでも街明かりあると光がかき消されてしまいます。ですので、見たいと思ったら、都会から離れて少し遠出をしなければいけません。でも、がんばって出かけて、夜空の中にぼんやりとした淡い輝きを見ると、うれしくなりますよ。
おすすめの場所は、都会から離れた場所にある「公開天文台」という種類の施設です。全国にあって、一般向けの観望会を開催していますし、専門スタッフもいます。中には宿泊ができて、ゆっくり星をながめることができる便利なところもあります。ただし、街中にあって天の川が見えない天文台もありますので、必ず事前に問い合わせて、確認してから訪問して下さいね。

最後にひとこと

嘉数学芸員

大阪市立科学館では、天の川の正体に迫るプラネタリウム「天の川って、なんだろう」を8月31日(日)まで投影しています。ぜひご来館くださいね! 嘉数学芸員のWEBページ
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