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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第111回 企画展「石は地球のワンダー~鉱物と化石に魅せられた2人のコレクション~」

2017年4月5日

今回のスタッフだよりは、企画展「石は地球のワンダー~鉱物と化石に魅せられた2人のコレクション~」の企画を担当した飯山学芸員に話を聞きました。

「石は地球のワンダー」の「ワンダー」ってどういう意味ですか?

 ワンダーというのは、面白い、わくわくする、不思議だな、という風に感じる心です。面白いといっても、お笑いのような面白さではなくて、どうしてそうなっているのかな?というような興味を引くような感じと言いますか、ちょっと堅い言い方になってしまいますが、知的好奇心をかきたてるような面白さ、というような意味です。


企画展「石は地球のワンダー」の内容を教えてください。

 この企画展では、鉱物の結晶と、アンモナイトなどの化石のコレクションを展示しています。鉱物も化石も、いずれも集めたくなるもの、コレクションの対象として人気のあるものです。今回の企画展では、鉱物は北川さん(広島大学教授・故人)という方が集めたコレクション、化石は金澤さんという方が自ら発掘して集めたコレクションの一部をお借りして展示しています。






鉱物の結晶って、不思議な形をしていますが、どうしてこんな形になるんですか? 

 結晶、という言葉は、普段はあまり深く考えて使わない言葉かもしれませんが、「原子が規則正しく並んでいるもの」という意味です。私たちの身の回りのものは、すべて原子からできている、と学校では習うのですが、原子は小さすぎて目に見えないので、本当にこの世の物は原子でできているのかな?と思うかもしれません。
結晶というのは、原子が規則正しく並んでいる、というところがポイントでして、その原子の並んでいる面が形に現れてくるので、まるで人間が加工したかのようにきれいな面が、自然にできるのです。もしも、原子が規則正しく並んでいなくて、ぐちゃぐちゃな並び方をしていれば、決まった面ができることはありません。そして、違う種類の結晶は、原子の並び方が違っていますから、面のでき方、結晶の形も違います。
 

 


アンモナイトは貝の化石ですか?

 アンモナイトは、すでに絶滅してしまった生物ですが、分類学上は、巻貝の仲間ではなく、イカやタコに近縁の生物だと考えられています。科学館では、普段は化石を展示することはないのですが、今回の「石は地球のワンダー」展は、大阪市立自然史博物館と共同開催ということで、アンモナイトの化石を展示することになりました。この機会に、アンモナイトの形の不思議も、実物を見て感じてください。
 


自然史博物館との共同開催について教えてください。

 北川さんの鉱物コレクション、金澤さんの化石コレクション、どちらもたくさんの標本があります。そこで、それぞれのコレクションを、科学館と大阪市立自然史博物館で分け合って展示することにいたしました。科学館では、3月14日から企画展を始めていますが、自然史博物館では、4月22日から、特別展「石は地球のワンダー」が始まります。科学館では展示していない、違う標本を見ることができます。科学館での観覧券を持っていくと割引を受けることもできますので(詳しくはこちら)、ぜひ両方の会場を見ていただいて、地球のワンダーを感じ取って頂けたらと思います。



最後にひとこと

飯山青海学芸員

実物を自分の目で直接見ること、それが、心に「ワンダー」を育む大切なきっかけです。ぜひ、会場に足をお運びください。

飯山青海のホームページ

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