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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第101回 この夏は「花火×化学」

2016年6月3日

2016年の夏は、花火の新しい楽しみ方を提案する「花火×化学」イベントが目白押し。
「花火×化学」の企画から実施までを担当している岳川学芸員に話を聞きました。


「花火×化学」とは?


もうずいぶん前になりますが、2000年に、花火の美しさを演出している化学反応に感動して、オリジナルのサイエンスショー「花火の大実験」を作りました。
花火がよく燃える理由、美しい光や色が出るしくみ、これらはすべて化学反応なんです。
あれから16年…、実験や企画展などで、ふつうとは一味違う花火の楽しみ方をお伝えしてきました。
今年は、さらにさまざまな方のご協力をいただけることになり、「花火×化学」という新しいロゴも作って、取り組んでいます。

今年の「花火×化学」イベントのメニューは

この夏、大阪市立科学館の中では、3つの「花火×化学」イベントを開催します。
 ①大阪と化学の花火展 6月3日(金)~8月28日(日)

 ②サイエンスショー「花火の化学、大実験!」 6月3日(金)~8月28日(日)

 ③大阪と花火の化学講演会 8月10日(水)

そして、大阪市立中央図書館では、ほぼ同じ時期に、初めてとなるコラボ展を開催します。そのテーマが「花火」。図書館が所蔵する花火に関する貴重な資料などもご覧いただけます。
 ④科学館×図書館 ひらめきコラボ展「化学の目で見る花火展」 6月17日(木)~8月17日(水)

それぞれの詳しい内容はリンク先でご確認いただき、ぜひご見学、ご参加いただければ嬉しいです。


大阪天満宮のご協力をいただけることになったんですね


写真:大阪天満宮(打ち合せでお邪魔した日はとてもいい天気でした)

大阪天満宮といえば、天神祭。
天神祭といえば奉納花火、というくらい、花火ととても縁の深いお宮さんです。
今年は、「大阪と化学の花火展」の資料と、「大阪と花火の化学講演会」で、初めて協力いただけることになりました。

実は、天神祭の花火が、いつ始まったのかは、今のところ定かではありません。
今回は、江戸時代頃に天神祭の花火が描かれた錦絵をお借りして「大阪と化学の花火展」で展示します。
この資料からは、江戸時代には、天神祭の花火は始まっていた、江戸時代の花火がどのようなものだったのか、ということがわかります。
「大阪と花火の化学講演会」でも、神職の岸本政夫さんにご講演いただけることになりました。天神祭の裏話などをお伺いできる予定です。楽しみですね。みなさまも、ぜひお申し込みください。

大阪市立中央図書館のご協力もいただけることになったんですね


写真:大阪市立中央図書館(大阪市西区)

大阪市内の図書館には、ふだんから科学館のリーフレットなどを置いていただいていたりしているのですが、昨年、私が広報を担当していたこともあって、図書館の方とお話しする機会が何度かありました。
そのときに、「お互いが持っている資料をコラボレーションして展示ができたらいいですね~」というお話ししていたのですが、さっそく実現できた、というわけです。
それが、大阪市立中央図書館で開催する、
科学館×図書館 ひらめきコラボ展「化学の目で見る花火展」
です。科学館が持っている資料と、図書館が持っている資料の両方を使う、初めてのコラボ展示です。
大阪市立中央図書館では、今回、花火に関する資料を改めて探していただいたのですが、貴重な資料がたくさん所蔵されていました。古い資料なので、いつもは収蔵庫の中にあって一般公開されていませんが、このコラボ展のために公開していただけることになりました。
さらに!図書館の資料を科学館で特別にお借りできることになりました。
「大阪と化学の花火展」で公開しています。普段は見ることができない資料、ぜひ、科学館と中央図書館の、どちらにも見に来ていただければと思います。

今年の「花火×化学」では、大阪天満宮、大阪市立中央図書館、そして、2010年にテレビ大阪の「科学deムチャミタス!」という番組での共演をきっかけに、花火のお仕事をご一緒させていただいている葛城煙火株式会社の花火師、古賀章広さんにも引き続きご協力いただいています。

「花火×化学2016」のチラシ(表)。科学館内などで配布しています。裏面は花火イベントが満載です。
※画像をクリックするとPDFが開きます。

サイエンスショー「花火の化学、大実験!」のみどころは

私が花火の魅力に引き込まれたきっかけとなった、花火のサイエンスショーを、この夏、リバイバルします。
花火の美しさは、「化学」のおかげ。そんな証拠となる実験の数々を、お見せします。
約30分の実験ショーの中に、「花火がよく燃える理由」、「花火の美しい光や色がでるしくみ」が、ぎゅっと詰まっています。これからの花火がもっと楽しめるようになること、まちがいなし!です。

花火の色は何色? 花火がよく燃えるのはなぜ?花火に関するたくさんの化学反応を紹介します。

最後にひとこと

岳川有紀子学芸員

花火の化学を知っていると、花火が2倍、楽しめるようになるかも…と信じて、16年間いろいろな企画をしてきました。
花火の化学を知っていると、何割増しで花火が楽しめるようになるのか、ぜひ、ご自身で確かめてみていただきたいなと思っています。そして、「どれくらい楽しくなったか」、「もっとこういうことを知りたい!」などのご感想をいただければ、企画者として嬉しく思います。
花火の楽しみ方の新しい文化を作っていけたら…、が私の目標ですが、ぜひいっしょにその文化を広める仲間になってください。

よかったら、私が花火の化学を解説しているミニブック「花火の化学」もお手にとってみてください。
ミュージアムショップで100円(税込)で販売中です。

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