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スタッフだより

科学館で働くスタッフを紹介します

科学館ってどんなところ? どんな人たちが働いているの? などなど、いろいろな角度から大阪市立科学館をご紹介します。

第144回 サイエンスショー「ふしぎな形」

2020年11月5日

今回のスタッフだよりは、サイエンスショー「ふしぎな形」の企画を担当した上羽学芸員に話を聞きました。

どんなサイエンスショーですか?

 はっきりと見えているのに、実際とはちがって見えてしまう現象「目の錯覚」をテーマにしたサイエンスショーです。2016年に上演した「ふしぎな形にだまされるな!」が、新ネタを加えてパワーアップしました!



今回のポスターも、とてもにぎやかです。

 このデザインも目の錯覚を利用したものです。目に飛び込むのが、目が回りそうなうずまき模様ですが、…本当にうずまきですか?確かめてみてください。

実はこのポスターには、うずまき以外にも、目の錯覚が隠れています。しましまでちょっと隠れたタイトル「ふしぎな形」のひらがな、ぜんぶ本当は同じ色なのです!スマホやパソコンの画面を拡大して、よく比べてみてください。


目の錯覚がどうして起こるのか、まだわかっていないことが多いこともあり、現在でも新しい目の錯覚作品が生み出されています。毎年、目の錯覚の世界コンテストも行われています。インターネットで様々な過去の作品を楽しむことができます。
「Best Illusion of The Year Contest」(http://illusionoftheyear.com/)
2018年には明治大学の杉原厚吉教授がグランプリを受賞しました。
リンク先は英語ですが、解説が読めなくても動画だけで充分に味わえる作品もあります。ぜひご覧になってはいかがでしょうか。


タイムリーな話題はありますか?

 2020年のノーベル物理学賞の受賞者のひとりであるロジャー・ペンローズ博士は、今回の受賞理由となったブラックホールの理論的研究以外にも、分野にとらわれないさまざまな研究をしています。
次のような絵を見たことがありますか?

        

ずっと階段を上がっているのに、一周するとまた同じ段に戻ってきてしまう、気味の悪い階段です。
右の三角形も、一見ふしぎなところはなさそうです。ところが、実際につくろうとすると、どうにも無理があることがわかります。このように、絵に描くことはできるけれど、立体的につくることはできない、このような図形は、「不可能図形」と呼ばれます。なんと、どちらもペンローズ博士が、やはり研究者であった父とともに発表したものなのです。それぞれ、「ペンローズの階段」「ペンローズの三角形」と呼ばれています。

サイエンスショーでは、これらの「不可能図形」を、みなさんの目の前で作ってしまいます!といっても、不可能図形ですから、そのままのとおりに作ることはできません。トリックアートで、あるところから見たときだけ、そう見えるようにはできます。
ぜひ科学館でご覧ください!

サイエンスショー「ふしぎな形」は、平日は14:00から、土・日・祝は11:00、13:00、15:00から上演しています。定員は各回先着54名で、立ち見での観覧はできません。なお、平日14:00の回、土日祝11:00の回のサイエンスショーは、ライブ配信もしていますが、直接見ていただくのがおススメです。

また、サイエンスショーの関連商品 ミニブック「だまされる目」も当館ミュージアムショップで好評販売中です(税込100円)。サイエンスショーに登場する実験などをおうちでもやってみることができますよ!

最後にひとこと

上羽貴大学芸員

新型コロナ感染症対策のために一時期はサイエンスショーを休止していましたが、2020年11月現在は座席数54名で上演しています。ぜひお越しください!
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