第144回 サイエンスショー「ふしぎな形」
2020年11月5日
どんなサイエンスショーですか?

今回のポスターも、とてもにぎやかです。

「Best Illusion of The Year Contest」(http://illusionoftheyear.com/)
2018年には明治大学の杉原厚吉教授がグランプリを受賞しました。
リンク先は英語ですが、解説が読めなくても動画だけで充分に味わえる作品もあります。ぜひご覧になってはいかがでしょうか。
タイムリーな話題はありますか?
次のような絵を見たことがありますか?


ずっと階段を上がっているのに、一周するとまた同じ段に戻ってきてしまう、気味の悪い階段です。
右の三角形も、一見ふしぎなところはなさそうです。ところが、実際につくろうとすると、どうにも無理があることがわかります。このように、絵に描くことはできるけれど、立体的につくることはできない、このような図形は、「不可能図形」と呼ばれます。なんと、どちらもペンローズ博士が、やはり研究者であった父とともに発表したものなのです。それぞれ、「ペンローズの階段」「ペンローズの三角形」と呼ばれています。
サイエンスショーでは、これらの「不可能図形」を、みなさんの目の前で作ってしまいます!といっても、不可能図形ですから、そのままのとおりに作ることはできません。トリックアートで、あるところから見たときだけ、そう見えるようにはできます。
ぜひ科学館でご覧ください!
サイエンスショー「ふしぎな形」は、平日は14:00から、土・日・祝は11:00、13:00、15:00から上演しています。定員は各回先着54名で、立ち見での観覧はできません。なお、平日14:00の回、土日祝11:00の回のサイエンスショーは、ライブ配信もしていますが、直接見ていただくのがおススメです。
また、サイエンスショーの関連商品 ミニブック「だまされる目」も当館ミュージアムショップで好評販売中です(税込100円)。サイエンスショーに登場する実験などをおうちでもやってみることができますよ!

最後にひとこと

上羽貴大学芸員